古くは事件の真犯人を証明するものは物的証拠と容疑者の自白であった。そのため自白を強いるために数々の拷問が行われた。だが明治12年から自白主義は否定され拷問も廃止されている。しかし、これは表面上のことであって警察検察側の拷問は今も巧妙につづいている。この映画は歴史の裏側を陰惨な血で染めた数々の拷問の実態を暴いた衝撃のセミ・ドキュメントで、三話に分かれた物語はレズの妻をもつ夫の目を覆う残虐な私刑と権力側の二つの拷問事件を生々しく描くもので、いずれも血みどろの中に異常な性的興奮を盛り上げている。脚本と監督はベテラン高橋伴明。(C)新東宝映画
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