真珠湾の奇襲攻撃以来、日本軍の南洋諸島での戦況は破竹の勢いであった。コレヒドール島のアメリカ将兵基地も猛烈な空襲をうけ、日本軍の手に落ちるのは時間の問題だった。ジョゼフ・マドン大佐(ジョン・ウェイン)はバターンの待避壕で日本軍の大空襲でもかろうじて助かった。そして空襲が終わるといつものようにダリセイ(フェリー・フランケリ)の声で「降伏せよ」という放送が流れた。彼女はフィリピンの映画スターで、アンドレス大尉(アンソニー・クイン)という恋人がいたが、彼を裏切って日本軍の手先となったのだった。アメリカ参謀本部は、バターンの陥落必至とみて、ジョゼフ大佐に、退却への道を遮断されたフィリピン将校や、民間人からなるゲリラ隊の指揮を命じた。ついにバターンは日本軍の手に落ちた。日本軍の残虐行為はバターンの死の行進に代表されるように数限りないものであった。
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