1949年度のアカデミー作品賞、主演男優賞(ブロデリック・クロフォード)、助演女優賞(マーセデス・マッケンブリッジ)受賞作品。またゴールデングローブ賞でも、この他監督賞(ロバート・ロッセン)も受賞した作品だが、政治の裏側を描いている為、当時は日本では公開されなかった問題作。実直な下級役人だったウイリーが、州の人々より注目を集め始めたのは、メイスン市に新しい小学校が建築された時だった。校舎建設に不正があり、それを激しく批難したのがウイリーだった。そして、彼の言う通り、避難訓練の最中に事故があり、数百人の死者を出す大惨事が起き、彼の人気は絶大なものとなっていった。「信頼できるウイリーを知事に!」の声は高まり、遂に彼はメイスン州の知事になった。そして、数年が過ぎウイリーの権力は、絶大なものとなった。まさに傍若無人の観であった。いつの日かそれは良識ある人々の批判の的となって行った。ウイリーがあれほど忌み嫌っていたはずの汚職、ワイロ、恐かつ等を、今では彼自身が手を染めていた…
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